大学生のための選挙「ノルウェーでは政治のおしゃべりを歓迎し、自分にも何かできると自覚できる」
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日本とほぼ逆ですよね。。。それぞれ企業には、その面接官一個人にはあまり大っぴらにはしませんが派閥がある。何政権反対!みたいなものが心の中にある人もいる。だからあまり聞かないんですよね…。「〇〇政策についてどう思う?」とか。宗教上の問題に引っかかる場合もあるのでお互いにその話をしていい気持ちがする人が少ない(リスキーだからそう思っている)から。
政治に関心があるからそのことについて討論してみたいとは思いますが、そう言うセンシティブな部分に触れてしまうのは……。となるのが現代日本。私もそうです。自分の意見が知らないうちに誰かのナイフになるのは嫌だから。
でもノルウェーのようなやり方、どこかで試験的にやってもいいかもしれない。自分が正解!と思い込んでいたものが実はそうでもないかもしれない、などの価値観の変化が絶対あるはずだから。
注目のコメント
政治参加が活発でないことは「無関心」で説明されることが多いですが、それでは「関心」があれば政治参加するかというと、そう単純なものでもありません。
比較政治学でよく出てくる「市民の自発的参加モデル」が成り立つために必要なのは、
①資源
②指向性(engagement)
③リクルートメント
であるとされています。
① 資源、とは、知識や教育、政治を利用するノウハウを持っている、ことです。政治ができる、政治から利益を引き出すことができる、というのはスキルであり、訓練の機会があれば身につけることもできます。
② 指向性、というのは、心理や認識の問題ですが、政治に参加するのは当然、議員先生の集会に出ないと村八分にされる、大学の友達はみんな政治をやっている、といった状況があれば、政治参加への指向性が高まります。
③ リクルートメント、というのは、社会的な人間関係などから政治参加に勧誘されることで、職場のつきあいで選挙運動をせねばならない、サークルの先輩に頼まれた、親族の利益で票を集めねばならない、といった人間関係が政治参加を促進します。
日本は、①、②、③のいずれも減少した結果、政治参加が活発でなくなった、といえるでしょう。
北朝鮮などは、①、②、③が全てそろった、政治参加の度合いが非常に高い社会といえるでしょう(朝鮮労働党しか選択肢がありませんが)。
中国なども、職場、大学、地域に必ず共産党の組織があって、関わらずには生きていけないので、かなり政治参加が活発であるといえます。
北欧を含め、ヨーロッパの政党は、大規模な青年部や学生部(10~30代。なお、自民党の青年部は45歳以下)を持っています。中国ほどではないですが、職場、学校、地域に組織を持っていて、①、②、③の条件を整えています。中国と日本の中間くらい、といえるでしょう。
日本でも、政党が大学や職場、地域に組織を張りめぐらして、政治参加の訓練の機会を増やせば、北欧に近づくでしょう。1990年代までの55年体制下では、比較的そういう社会でした。それが拒否された結果、今の日本の政治参加のあり方があるわけですが。
コロナ危機は政治参加をどう変えるか
https://thinktank.php.co.jp/voice/6451/公教育として政治に興味を持つようにされているからこそ有意義な時間になっているのですね。
日本で行ったとしても質問する人は数名に収まりそう。
宗教や地理、文化が複雑に混ざり合うノルウェーだからこそ、興味を持つち始める学生が多く、自分にも何かできるかと言う思考になるのですね。
日本ももっと政治を身近に感じることができならいいなと思いました。Yahoo newsがヨーロッパで読めなくなったくなったので記事は読めていませんがコメントを。ノルウェーの学生は、か・な・り・シャイで、大多数は率先してしゃべる感じではありません。なので、アメリカの大学生のように活発でいつも討論している感じでは決してありません。しかし、平等意識は強く、学生だから、とか年齢が若いから、自分より社会的立場が上の人に意見を言いにくい、という空気がありません。立場を超えた会話が自然に成り立つ社会であるのが、日本との大きな違いかと思います。