ロシア軍、穀物70万トン略奪か 国連機関、海上封鎖で供給懸念も
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
日本全体の小麦生産量が、だいたい年間100万トンです。ウクライナは農業大国で、年間の小麦生産量は3000万トンです。
ロシアは、ウクライナから略奪した小麦のうち27万トンをエジプトへ輸出しようとしました。エジプトは、世界最大の小麦輸入国です。
欧米諸国からの圧力により、エジプトは、この小麦の輸入を中止しました。
エジプトに向かう途中だった小麦を積んだ貨物船は、現在、行き先を変えて、レバノン、シリア近海にいます。
レバノンの今年のインフレ率は、215%に達しています。トルコも70%に達しました。
中東諸国の多くは、本当に政権が危うくなるくらい、穀物価格と燃料価格の高騰で苦しいので、いずれかの国は、このウクライナで略奪された小麦を買うでしょう。これまで戦争による食糧難というのは、輸入や流通の問題が中心だったが、欧州の穀物バスケットと言われるウクライナからの輸出が止まることは世界的に影響がある。今後中東やアフリカで飢餓が起これば、それはプーチンのせい。
ロシア軍による海上封鎖によってウクライナの港湾施設が使用できなくなっているそうです。南部からの食糧やエネルギーが入ってこなくても、西側の陸路確保されています。これを台湾有事に置き換えたらどうなるか?台湾海峡や南シナ海を中国軍によって海上封鎖された場合の日本へのインパクトは甚大なものになります。