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インフレ、高齢者ほど負担 「貯蓄から投資」遅れも影

日本経済新聞
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    慶應義塾大学 経済学部教授

    高齢者が購入する消費財の価格が上昇しているのは確かだが、問題は直面する価格の上昇そのものではなく、購買力。物価が上がっても物価スライドがある公的年金給付があれば、最大12ヶ月のタイムラグはあれど購買力は落ちない。そこに、世代間格差を是正するためのマクロ経済スライドが発動されれば、購買力は落ちるがこの2年間発動されていない。他方、直面する価格が高齢世代ほどは上がっていないが、賃金か物価ほどには上がっていない勤労世代は、購買力が落ちると、打撃は高齢世代よりも大きい。


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    第一生命経済研究所 首席エコノミスト

    昨日、BSフジのプライムニュースに出演した際、視聴者からの質問で、高齢者はデフレの方がいいという質問が来ていました。
    自分たちだけのことを考えれば、そうなんだろうなと思いました。


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    日本総合研究所 理事

    食料品、電気ガス代、ガソリン代の支出が増えるので、年齢別にみると高齢者、地域別にみると地方の負担が重くなります。


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