モビリティの将来像に関する議論 ―モビリティビジョン検討会で議論されたこと―

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• 竹内 純子

  国際環境経済研究所 理事・主席研究員

  ・2022年04月29日

  今週月曜日に開かれたモビリティビジョン検討会（正式名称はダダ長い）。
  委員会開催を報じるニュースに対しての皆さんのコメントがかなり手厳しい（笑）ものだったので、そう思うよなぁと思いつつ、議論の内容も資料もご覧になる方がほとんどいないのはモッタイナイなとも。
  
  モビリティからのCO2削減はまさに主要論点なのですが、実は日本の自動車から排出されるCO2ってこの20年で23％減少していて、欧州各国とは比べ物にならない実績です（ドイツはプラス３％、英国でマイナス9%）。
  日本スゴイだろ、と言いたいわけではなく、これで考えるべきは、CO2削減に向けた唯一解なんてものはないということではないかなぁと。
  日本は特に、現状否定から入りがちな気がしますが、評価をちゃんとしないと日本の技術や経験で世界のCO2削減に貢献する機会を自ら潰してしまうのではと思い書いてみました。
  ご覧いただけたら嬉しいです。