JR東海 グループ全体の決算 519億円余の赤字
NHKニュース
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JR東海=ほぼ新幹線。東海道新幹線の需要は出張の影響を受けやすいので、JRの中でも景気感応度が一番高く、コストとしてもその稼働率をカバーできるかで利益レバレッジが一番大きい。
コロナ前後でどうなっているかを見ていきたい。
一番の注目は、営業利益が出たこと。JR東海は旧新幹線債務と呼ばれる国鉄時代からの有利子負債が大きいので営業利益以下でも一定のコストが発生するが、事業ベースでは、意地を見せたと思う(そしてこういう意地は重要)。
コロナ前と比べてめちゃくちゃ固定費を落としていて、それは2021/3→2022/3期も継続(販管費の下落はそこまでではなくなった)。そして売上の少しの回復でプラスという構造。
固定費を落とすことと安全のための費用・投資は、インフラゆえに常に難しい点。でも意地を見せている決算に、個人的には見える。
2020/3まで
売上1.85兆円
運輸営業費・原価1.0兆円弱(粗利率約45%)
販管費約0.2兆円(販管費比率10%強)
営業利益0.65-0.70兆円(営業利益率35%前後)
2021/3
売上0.82兆円
運輸営業費・原価0.84兆円(粗利率-2%)
販管費約0.16兆円(販管費比率20%)
営業損失-0.18兆円(営業利益率-22%)
2022/3
売上0.94兆円
運輸営業費・原価0.77兆円(粗利率17%)
販管費約0.16兆円(販管費比率17%)
営業利益0.001兆円(営業利益率0.2%)それでもコロナど真ん中の20/4-21/3に比べ、21/4-22/3は体感通り業績は良くなっており、営業黒字・利息で最終赤という感じでした、もうひと踏ん張り