山際経済再生相、マスク着用の段階的緩和検討を示唆
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日本政府がいうマスク着用はもともと「義務」としては運用しておらず、「推奨」まででしたので、実際は放置に近い状態です(現在もそうです)。ここまで強制力を発揮しない国は、世界中でもあまり例がなかったのではないでしょうか。これまで、どこの管理下でもない場所でマスクをしていたのは「国民の意思」によるものです。
大臣の発言は、マスク着用「推奨」を不都合とする世論を気にしての発言だと思いますが、もともと強制力がないものですから、当面は「推奨」のままで差し障りがあるとは思えません。これを「段階的に緩和」というのは、「推奨」のレベルを緩和するという意味と思われますが、もともと「推奨」なのに、細かい「推奨規定の変更」に理解が得られるとはなかなか思えません。
多くの大学はコロナ禍の入学試験会場では、マスク着用を「実質義務化」していました。長期に続く受験期に新型コロナの感染から受験生を守るためです。着用指示に応じない受験生がいた場合には、主催者の職権で別室受験とし、それにも応じない場合は退場させることにしていました。統一的に決めた内容で、申し込み時にわかるように受験条件に定めて案内しています。
病院では、マスク着用でも入院面会禁止とし、家族の見舞いもできないことが多かったと思います。「入場ルール(契約)」ですので、このような対応が法に触れるわけではないと思います。
今後、こういう規制行為は「差別にあたる」からやめるように国から「推奨」されるのでしょうか。そうすると、ホテルのドレスコード(服装規定)や短パン・サンダルでの勤務禁止なども差別になりますので、かえって矛盾が噴出すると思います。マスク着用「推奨」は当面そのままで良いのではないでしょうか。危機対応における施策の開始・停止について、科学的な根拠に基づき線引きする時点(ここから開始・ここから停止)を見出すことは根本的に不可能。それはあくまで、諸々の要素を勘案した上での政策判断なので、日本政府の政策判断としてどうするかという話だと思われる。
野外を歩いているときにマスクを外している人間を非難の目で見るのは早くやめましょう!先生が緩和です~って言わないと「この国の人間は夏でも屋外でマスクすべし」というようなことになりかねない。