知床観光船26人安否不明 遭難か、海保捜索続く
コメント
注目のコメント
NHKで現場上空からの映像をみました。波高く海上進む巡視船の船首の波への角度からも、大変な状況であることがわかりました。海上保安庁は航空機も5機出して捜索とのことですが、現場の波浪状況や日没からかなり難しい現場とみられます。小樽の第一管区海上保安本部、さらに網走海上保安部に対策本部を設けたようですが、いまのところ情報がありません。
23日はサハリンで低気圧が発達しつつあり、知床付近では朝のうちは割と穏やかな南風で気温も15℃近くまであったのですが、ちょうどこの観光船が出発したあたりから低気圧が進んだことで風向きが変わって北風の強風になり、気温も13時ごろには一気に5℃台まで下がるような気象場となっていました。北風の強風になるとオホーツクからの波が直接うちつけるような形になるため、海が荒れるわ天気が落ち込むわでいいことがないという状態でした。
ところで流氷についてはすでにこの時期はサハリン付近まで北上しており、流氷観光をしようとして遭難したものではないといってよいでしょう。
気になるのは、問題の観光ツアーは午前10時からの3時間コースであり、予定通りであればすでにウトロに帰着しているはずの時間帯に、まだツアーコースの奥のほうにいたということになります。すでに午前中から何らかのトラブルを抱えており、かなり危機的な状況になって初めて連絡があったのかと考えてしまいます。十三時に発生して未だに詳細不明?
もしそうなら国内において近年稀に見る水難事故になりかねない。この時期では未だ水温は氷のようで、ライフジャケットを着ていても長時間は持ちません。
全員無事の速報を待ちます。