2022/4/23

【解説】電産が10か月で「永守CEO体制」に逆戻りした理由

NewsPicks編集部 記者
「二度あることは、三度ある」なのか──。
4月21日、モーター大手日本電産の永守重信会長(77)が、再びCEO職に就任すると発表した。
永守会長は2021年6月に、後継者として選んだ関潤社長にCEOの座を譲ったばかり。1年足らずで「前言撤回」となった。
1973年に日本電産を創業した永守会長にとって、後継者選びは長年の課題だ。
過去にも2人の後継者候補がそれぞれ社長・副社長を務めたものの、うまくいかなかった経緯がある。
2020年に関社長を迎え入れた際は「三度目の正直」と永守会長が周囲に宣言していただけに、今回の復帰には、懸念の声も上がっている。
この人事は、何を意味するのか。
2021年度通期決算の結果と会見での発言を踏まえながら、NewsPicksが3分で解説する。
INDEX
  • バトンタッチにつまずき
  • 「復帰」の引き金
  • これからどうなる?