【サリー楓】「男性用トイレ」をなくす。新しいトイレのルールとは
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注目のコメント
トイレに多様な使い方、すなわち「リラックス、リフレッシュ、スタイリング、ラーニング」があるという視点はすごく面白い。ただし、男性用の(小)の方のあの高度な機能性は捨てがたい。会議と会議の短い時間、ミュージカルなどのインターミッション、電車の乗り換えのほんの数分で用を済ますことの出来る機能性。これを社会が放棄するのには、にわかには同意しがたい。やるなら、別の形でこのニーズを満たす、まったく新しい仕掛けを考え出すべき。それがイノベーションというもので、「今ある男性用トイレを、なくす」というだけでは、まだ雑でツメが甘いというのが私の視点です。
さらに言うなら、サリーさんの「男性と女性」という視点は、それはそれでいいが、社会全体を俯瞰すればまだ一面的で、「若者と高齢者」という視点を忘れてもらっては困る。人は高齢化するにつれ(特に男性は)トイレが近くなる生き物で、ジェンダーの切り口だけでなく、年齢という切り口からのインクルーシビティを考えなければ、本当の意味で包摂的な都市やまちを作ることにはなりません。
私は、「リラックス、リフレッシュ、スタイリング、ラーニング」のための「トイレとは別の何か」をゼロイチで作るという発想でこの「空間利用」の問題に対応すべきだと思う。連載4日目は「ルールを1つだけ変えて、世界を良くしてください」とお願いしました。
楓さんの答えは、トイレの分け方を変えること。
女子トイレがあって、男子トイレがあって、誰でもトイレ(多目的トイレ)があって、それで100点だった時代は終わったのだなと改めて感じました。
詳しくは記事をご覧になっていただきたいのですが、実際、勤め先の日建設計で、トイレの改修プロジェクトに携わっているのだそうです。
このトイレ、完成したら私はぜひ「スタイリング」のトイレを使ってみたいです。
みなさんの会社のトイレも、楓さんに依頼したくなると思いますよ。ああそうだ。トランスジェンダーの方が仲間に入れてといった、『もちろんOk ジェンダーでなく、人としてあなたを見ている』と答えるが、ジムの更衣室に入ってきたら同じ言動をとる自信がない。
まずは『見える景色が違う』『理想と現実は自分の中にもギャップがある』と誰もが自覚し、相手の立場に即時に立てずとも違いを尊重する、そこからだと思う。
違うとはwrongでなくdifferent