米製薬アクタビス、アラガン買収で協議中＝ＢＢＧ

［１２日　ロイター］ - ブルームバーグ（ＢＢＧ）によると、後発医薬品（ジェネリック）メーカーの米アクタビス<ACT.N>は、製薬会社のアラガン<AGN.N>を６００億ドル以上で買収する方向で協議を進めており、月内に話し合いがまとまる可能性もある。

アクタビスの提示額とアラガンの要求額には３０億ドル相当の開きがあり、双方の間で差額を埋める交渉が行われているという。

１２日に米国株式市場で、アクタビスは０．７％安、アラガンは０．７％高で推移している。

コメント

注目のコメント

• Kato Jun

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2014年11月13日

  ActavisはPfizerが買収したいという観測報道が9月に出ている（①）。一方Allerganはボトックスで有名だが、Variant Pharma（買収企業のリストラをしまくって成長した会社）の敵対的買収に合っている（②、研究開発費関連の記事へのリンクもコメントに貼ってあるので参照いただきたい）。というわけでホワイトナイトの構造。
  なお、Actavisはアイルランド籍のジェネリック薬品メーカーで、Allerganは米国籍の新薬メーカー。アイルランド籍の会社が米国籍の企業を買うと、節税可能になるのだろうか？（直近様々な米国企業の買収は節税目的が必ず入っていた、ただそこへの規制が強化され、買収撤回も発生）
  ①https://newspicks.com/news/629971/
  ②https://newspicks.com/news/485439/
• 小嶋 偉久夫

  戦略コンサルタント、ベンチャーインキュベーター

  ・2014年11月13日

  ジェネリックメーカーによる新薬メーカーの買収。以前はあまり見られなかった構図だ。新薬メーカーは新興国では価格(が高い)の問題で苦戦し、先進国ではなかなか画期的新薬が出ずに苦しんでいる。対してジェネリックメーカーは好調だ。安い薬を求める新興国、高齢化で医療費高騰に悩む先進国のいずれでも高いパフォーマンスを示している。ただ、ジェネリックメーカーにも死角がない訳ではない。実は新薬あってのジェネリックなのだ。特許切れになった新薬を安く売るジェネリックメーカーにとって、新薬メーカーの新薬開発の苦戦は、いずれ自分たちの問題として跳ね返ってくる問題だからだ。製薬業界では当分M&Aが続くだろう
• 上田 裕

  NewsPicks Studios / NewsPicks Team Leader

  ・2014年11月13日

  こっちの方面でも統合が進んで行くのかな。