【格差】男女が対立。世界一激しい“#MeToo”が起きた事情
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先日起きた、吉野家の役員による不適切発言。そして、映画界の性暴力の告発。この記事の取材と執筆をしながら、私は多くの人と同じように怒りを感じました。
いろんな怒りです。なぜ、同じことが繰り返されるのか。
女性は少数派ではないのに、なぜ声は届かずかき消されるのか。
そして、自分自身が「きっとこの社会は変わらないのではないか」と思っていることに対しての怒りです。
家父長制の名残がある韓国では、女性たちが声をあげ、路上に座り込み、デモ行進をし、少しでも社会を変えようと動いています。そしてアメリカから起こった性被害やセクハラ問題を告発した「#MeToo」運動を受けて、世界のどこよりも大論争になったのが韓国です。
なぜそこまでになったのか、というのは国のこれまでの男女格差の歴史、事情の違いもありますが、社会を変える動きが出ていることは確かです。
今回の取材を通して、女性たち自身がどんな世界を望むのか、そこをしっかり考える、女性自身が覚醒しなくてはいけないんだと感じました。
来月は、反フェミニズムを掲げるユン・ソクヨル大統領が就任します。
男女の格差、男女の対立にどう向き合う政権となるのか、私はとても注目しています。ジェンダーギャップが、先進国で最下位という状況は、残念ながら男女ともに全員が作っている結果です。
ジェンダーギャップの社会を変革するということは、一見壮大そうですが、そもそも「社会」とは、人々の集まりであり共同生活をする状態の集まりです。つまり、小さな社会である家庭、家族や職場といった環境から、声を発して変えていかないと、何も変わりません。
昔の上司の1人から当時「君は、ラッキーと感じるべきだよ。日本では女性で企業内で経営管理層はたったの数パーセントしかいないのだから」と言われた時、とても違和感を感じたのを思い出します。
そして、その上司は日本人男性ではなく、欧米人男性。グローバルでは、日本のジェンダーギャップの酷さに呆れているのも実態です。
もうそろそろ、先進国で最下位から卒業しませんか? 変革を起こさないと、日本は先進国であり続けることも、決して永遠ではありません。日々の生活の中で、小さなことから向き合うことでも、多くの人々が行動を起こせば、必ず変革という大きな動きになります。男女に限らずジェンダーギャップやバイアスのない明るい社会へ向かうことが、明るい未来へ繋がるからこそ。どんな運動でもそうなんだけど,「怒り」で反対側の人の共感は得れない.
twitterとかでムーブメントを作ろうとすると,「怒りたい人」が大量に乗っかってくる.「解決したい人」より「怒りたい人」が多数派になってしまう.
そうなると,元々の主張の正しさとか,評価しづらくなり,単に距離を置きたくなる.