目の画像診断にAI活用 病気の早期発見や見落とし防止も
NHKニュース
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画像診断とAIの親和性は非常に高く、導入はすぐに進むのではないかと思います。
私の勤務する大学病院でも、すでにCTやMRIといった画像検査については全てAIが導入されています。画像診断の専門の医師のレポートを待つ場合、少なくとも数時間はかかる一方で、AIによる診断レポートは撮像した直後に出ますので、大幅な時間短縮です。
その後人によるダブルチェックを要するものの、効率化が大きくはかられているのが現場レベルでも実感できます。医療現場でも様々なAI活用が広がっていっていますが、画像診断の分野はAIと相性がよく、実用化されている面も多くあります。具体的にはCTやMRIなどの放射線画像診断、がんなどの組織を顕微鏡でみる病理画像診断などです。今回取り上げられている眼底画像は、眼科で行う一般的な画像検査であり、写真を記録することが可能なことから応用がしやすい分野と言えます。AIの役割は「画像診断の補助」であり、最終的な判断は医師が行うことになります。
画像診断の分野において機械学習のポテンシャルの高さは以前より指摘されており、FDAの承認も含めて既に多く例が出ています。
普及のために今後必要になるのは、それをどうやって日常臨床に落とし込むか?ということです。ツールを使いこなすために手間が必要、という事態を避けるために、規制や診療報酬など全体を考えたチューニングを誰が主導権を持って進めるのか、が問われることになるでしょう