ロシア黒海艦隊旗艦、火災が鎮火=国防省
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ウクライナ軍の金星です。
巡洋艦モスクワは、黒海艦隊の旗艦であり、1万3000トンクラス、旧日本海軍でいえば、最上や青葉くらいの重巡洋艦です。
1970年代に進水した旧式艦ではありますが、海軍のアップデートがほとんどできていないロシア海軍では、虎の子といっていい兵器です。
ただし、ウクライナ軍の側も海軍は無いに等しいので、ロシア海軍による黒海の封鎖が解けるわけではありません。
しかし、現代戦では、フォークランド戦争(1982年)以来となる、対艦ミサイルによる大型艦の撃破が可能であることが実証されたので、ウクライナ南部沿岸近くでは、ロシア海軍の行動は制約されます。
これで明らかになったのは、たとえば中国海軍も、空母を含めて、日本や台湾の近海では、対艦ミサイルによって容易に撃破されうる、ということです。
巡洋艦モスクワは、SA-N-6、S-300などの対空ミサイル・システムを搭載しており、ウクライナ空軍が南部で飛行するのを牽制していました。巡洋艦モスクワが行動不能になったのであれば、ウクライナ空軍が南部のへルソンなどの方面で攻勢に参加できる可能性が多少増します。攻撃によるものなのか、火事なのかはわからないが、もし火事だとするなら、それを証明するための画像などを出してくるだろう。それが出てこなければ攻撃による火災という可能性が高くなる。情報戦はどういう情報をどのタイミングで出すかで勝負が決まる。