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債務の償還が出来なければ資金はロシアの手元に残るわけですし、今の状況でロシアの新発債を買う投資家は殆どいないでしょうから、格付けが出ないことでロシアが追加の痛みをさして蒙るわけではなさそうに感じます。ロシアは債務の支払い義務は完全に履行した、責任は支払わせない側にあると主張しています。西側の投資家が被害を蒙るのはロシアのせいでなく、文句があるなら非友好国の政府に言えというわけで、思った通りの展開になって来ましたね・・・ 
払う能力が無くて払えないのがデフォルトで、払う能力はあるが事務的な問題で払えないのがテクニカルデフォルトですが、支払い能力があって事務手続きも履行しているのに全く別の要因で支払いが進まないのをデフォルトと言えるのか。ルーブルでなら払えるがドルで払える状況にないとしても、その原因がロシアの支払い能力や事務遂行能力と関係していないなら、選択的デフォルトと言えるかどうかも微妙なように感じます。デフォルトとなればクロスデフォルト条項に従って他の債務の多くも期限の利益を失って一斉に支払いを迫られますが、その支払いだって履行できるかどうか。
格付けにあたって財務数値で測れないカントリーリスクも一定程度考慮されてはいるのでしょうが、埒外の外国政府が支払い側の機関の債務返済能力と無関係に払わせないといった事態は流石に織り込んでいないでしょう。
格付け停止を招いたロシアが資金調達の道を中長期的に閉ざされて成長力を落とすことは間違いないでしょうが、今回の事態を“デフォルト”と呼べるかどうか、そして投資家の損失の原因が誰にあるかは、心情的なものは別にして、結構難しいところじゃないのかな・・・ (・・;
ついに「格付け無し」ですか。
これでロシアは当分資本市場から追い出された
という格好になります。
米格付け会社のS&Pグローバル・レーティングは8日、ロシアに関連する全ての格付けを撤回したと発表しているそうです。「主要格付け機関がデフォルトを認定しないことで、ロシア国債のデフォルトが確定しない状態が続く可能性がある」とのこと。
格付けの「撤回」?
将来に向かって取り消したということ?