G7、ルーブル払い拒否で一致 ロシアとの天然ガス取引で
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通貨建てに関する契約条項違反で、拒否は当然の判断。制裁かどうかの問題ではない。超法規で変更されるならば、今後法的安定性ない相手と見なされる。
中国に流れるとの指摘は、米国による2次制裁で中国もリスクを取る限界あり。もちろんパイプラインによる供給に物理的にも限界がある。
因みにルーブル建てを要求できるのは国有企業に対する支払いであって、サハリン2は合弁企業に対する支払い。西側陣営は、直接的な軍事力による介入こそしないが、その分ウクライナに対する資金援助と経済制裁においては一切妥協しないという姿勢を示しています。G7がかつてここまで一枚岩になったことがあっただろうか?という結束ぶりです。
ロシア攻略のアプローチが経済的手法に絞られたことで、今回は(かつて日本が不名誉な立場に甘んじた)湾岸戦争などと事情が大きく異なり、ゲームのルールが日本が存分に力を振るうことができるものとなりました。結果として、対ロ包囲網を構成する西側諸国の中での日本の存在感が際立ってきているように思います。これは、今回の戦争終了後の新しい国際秩序を作る(ある意味目の前の戦争より重要な)もう一つの戦いで、日本の立場が強くなることを意味する、と私は理解しています。要求を拒否されたプーチンが天然ガスの輸出を禁止すれば、ロシアへの依存度の高いドイツなどEU諸国は大混乱するでしょうが、ロシアのダメージも非常に大きくなります。しかしここぞとばかりに中国など反米の傾向がある国が安い価格でロシア産天然ガスを買えば、プーチンも一息つけてしまいます。制裁はする方も傷つくことをいよいよ実感することになります。