中国シノペック、ロシア投資協議打ち切り 西側制裁影響=関係筋
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中国国有3大エネルギー大手のシノペック、中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国海洋石油集団(CNOOC)は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け西側諸国が導入した制裁措置の影響の検証。こうした中、中国外務省は今月に入り3社の幹部を呼び、ロシアのパートナーとの事業関係や現地事業を見直すよう要請。ロシアの資産を購入するような軽率な行動をとらないよう促したという。国有石油会社の幹部は「今回の危機の中で、企業は中国政府の外交政策に厳格に従う」とし、「新規投資に関して企業側がイニシアティブを取る余地は完全になくなっている」としている。
-------泥沼化する中、中国幹部が慎重姿勢を取り始めているのは好ましい傾向ですね。今回の戦争の終結の大きな鍵は中国だと言われていますが、西側との対立関係を深めたくない中国がロシアへの武器の提供や投資を見送り、終戦を促す牽制力となることを祈っております。
当然中国のプレーヤーは「中国政府の外交政策に厳格に従う」ということなので、横並びの動きに出るでしょう。軍事作戦には反対の姿勢を示している中国も、こういうところで火中の栗を拾うようなことはしないはず。ロシアに対する経済封鎖は、ますますシビアになるということです。