ソフトバンクG、非上場のアーム株担保に1兆円調達
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注目のコメント
これほどまでにファイナンスが経営の根幹を担っている会社はそうそうないですね。ここまでやるのが誰にとっても得策かは置いておいて、「強い事業を作って終わり」ではなく、成長を持続するためにもっとファイナンスを「武器」にする会社が日本にももう少し居ても良いようには思います。極端に武器にしない(できていない)会社が多いのが日本の現状ではないでしょうか。
株安のこのタイミングで未上場株担保での融資調達。
アーム上場時には市場回復していることを鑑みてか、この世界情勢の中でアーム上場の延期リスクもある中、しっかりキャッシュを抑えにいく大胆な調達。すごいですね。最近加速するソフトバンクGの調達戦略。以下が関連する各種報道のリスト(自分がピックアップしているだけでほかにありそう)。
なぜ調達しているのか?ざっくりとは、
①金利が上がる前に資金体力の準備
②ビジョンファンドの投資利益が例えば2020年度は約6兆円(外部投資家分を除くと約4兆円)あったが、金利上昇によるバリュエーション低下などで株主資本(2021年3月末時点合計約10兆円、2021年12月末時点約11兆円)を減少させるリスクもあるため
③Alibaba株の下落の影響
の3つだろう。
2021年12月:ビジョンファンドを使ってApolloから借り入れへという報道
https://newspicks.com/news/6489394
2022年1月:個人向け劣後債5500億円発行へ
https://newspicks.com/news/6545665
2022年3月:ソフトバンク(ソフトバンクGではなく)がZ HDの株式で1000億円借り入れ
https://newspicks.com/news/6766947
2022年3月:ソフトバンクGからGMがCruise持分取得へ
https://newspicks.com/news/6836698