米FOXカメラマン、ウクライナで死亡 車に銃撃
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同行していたウクライナ人ジャーナリスト1名も死亡しています。（この記事の写真の前から2番目に写っている女性）
きのうから死亡したジャーナリスト3名は、いずれもキエフ近郊で、ロシア軍の攻撃によって死亡しています。
キエフでの戦闘が、一層危険になってきています。戦地に入るジャーナリストの多くは「戦地対応訓練」を事前に受けます。避難の仕方、連絡手段を失った場合の対処、身柄を拘束された際の交渉など。また欧米メディアは取材チームに、軍で紛争地に赴いた経験を持つ民間の軍事コンサルタントを同行させることも多いです。
写真を見る限り、FOXのチームは記者、カメラマン、通訳の3人に もう1人は軍事コンサルタントかプロデューサーではないでしょうか。ホテルのマークから、キエフ中心部にあるＣＮＮやＣＢＳなども拠点にする場所の写真と推察されます。
アメリカのテレビニュースの場合、取材は記者・カメラマンにプロデューサーが同行し、これが１チームで動きます。この場合のプロデューサーは、日本でいう番組責任者と違い、取材ストーリーの提案、関係者との仲介、生中継に至るまでの調整、旅程作成など多岐にわたります。
キエフ郊外も激しい攻撃を受けていたと伝えられています。一方で現地取材がなければ惨状は伝わりません。銃撃を受けたということは、キエフ近くでもすでに市街戦になっている可能性があります。ウクライナ兵は黄、ロシア兵は赤の布を腕に巻いていますが、海外からの傭兵の場合この区別がわからない可能性があります。カネで雇われていて、無差別な攻撃が発生しているかもしれません。FOXのカメラマンだけでなく、ウクライナの現地コーディネータでジャーナリストのオレクサンドラ・クフシノヴァさんも亡くなられたが、そのことは記事には書かれていない。この辺のバイアスが何とも気になるところ。
