ESG投資家が銃をとる日

コメント

注目のコメント

• Kato Jun

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2022年03月15日

  個人的には違和感を感じる。
  こういう環境だと防衛系の株価は上がる。でもそもそも戦争がある社会がサステナブルなのか？ご都合主義だと思う。
  あるポリシーのもと、投資対象から外すことは、それによってリターンの棄損につながり受託者責任に反さないのかという論点が昔からある。ESGの前からSRIという概念があり、それは宗教機関からのお金を運用するなかで育っていった。宗教機関の場合、こういうのには投じないという方針があるが、それがOKかといった確認の積み重ねで、現在はESGを考慮しないことがむしろリターン棄損につながる可能性があるくらいで、それによって投資対象から外すことは何ら問題ないという状況。
  一方で、もちろんポリシーをもって投資するのも問題ないと思う。だからこそ「ポリシーがご都合主義的に変わる」のが一番よろしくない。
  人権は勝ち取るものであったり、そのために抑止力が必要という考えも分かる。であれば、元々外さないで、一貫することが重要。
  
  『ESG投資家は人道的な観点から、売上高の5%以上を軍需関連が占める企業に投資しない、などと決めている場合が多い。その一社だったスウェーデン金融大手SEBはこのほど方針を見直し、一部ファンドについて軍需関連の企業に投資できるようにした。』