電気自動車の消費電力は、どこまで抑えられる? EVが“電欠”にならないために知っておくべきこと
コメント
選択しているユーザー
リチウムイオン電池は低温時の低能が鉛バッテリーに比べて弱い。
未だにメーカー各社が12Vの補機バッテリーにリチウムイオン電池でなく、鉛バッテリーを使うのは、もちろんコストの面が一番大きいですが、低温時の性能に優れる点も理由の一つです。
注目のコメント
EVの消費電力を抑える方法として、サーマルマネジメント即ち熱管理は重要です。充電時のバッテリー予熱もさることながら、車内の暖房も中の人に不可欠なのは言わずもがな。
そこでテスラのオクトバルブの話になるのかと思いきや特に触れてませんね。VWも同様の機構を搭載したと分解レポートで明らかになりました。そして充電前予熱もテスラはスーパーチャージャー予約時に昇温出来るので効果的かと。
更にテスラはLFPを採用することを決めましたが、LFPの低温時充電の弱点をこの予熱によってカバーできます。急速で100%まで充電出来るので、LFPは今後スタンダードになるでしょう。ニッケル資源価格の問題から、現行のハイニッケル三元系バッテリーは最早有り得ない。当面はLFPのFeを他の遷移金属元素で置き換えて性能を向上していくことに。
ところでEVのサーマルマネジメントは、オクトバルブ以外にも自動車メーカー各社で技術開発が進められているホットなテーマ。一昨年開催されていたNEDOのリアルセミナーは活況を呈してましたし。興味深い記事です。
バッテリーを断熱材で覆うと、冬季の航続距離は延びる可能性が出てきます。買い物や食事など比較的短い時間でバッテリーが冷えるのを防げます。
放熱の点でマイナスながら、そもそも夏季日中はアスファルトからの照り返しが激しいですからね。