【対談】サービスステーションが新たな価値を生む。“新時代のよろずや”とは
コメント
注目のコメント
出光興産が全国約6300カ所の系列サービスステーションを活用し、実証実験を始めている「スマートよろずや」。
サービスステーションの「スマートよろずや」化は、私たちの生活にどんなイノベーションを起こすのか?
出光興産執行役員でCDOとしてDXを推し進めてきた三枝幸夫さんと、国道愛好家で北海道の稚内から沖縄の石垣島まで32万キロ走行したサイエンスライターの佐藤健太郎さんに対談していただきました。
興味深いのは、移動式MRI健診サービスの「スマート脳ドック」。たまたま数年前に銀座で「スマート脳ドック」を受けたことがあるのですが、その手軽さに驚いた記憶があります。なんと、地方のSSで受けられるとは思いもしませんでした。
佐藤さんもおっしゃっていましたが、SSという場がこうしたシナジーで活性化すると、地域の若者にとっていちばんイケてる働き場所になるかもしれませんね。
今後の展開が楽しみです!脳ドックに噛み付いて、超電導冷却材のヘリウムと電力どうすんだ?とツッコミ入れようと思って記事を読んだら、脳ドック車なるものがあるんですね。ビックリ。これで脳ドックについてはヘリウム排出(パージ)くらいが課題ですかね。手持ちな会社がORIXだと、MRI更新時の代替とか、巡回撮影が想定目的のようです。脳疾患を扱うとこなら自前で倍の出力の3.0テスラのMRI持ってますもん、たいてい。
場所は車検(受付ではなく認証工場であること)可能なSSであれば20KLクラスのタンクローリーを持ってこれるはずですからいいとして、歯医者のほかには、うーん、肥後銀行のHarmoniCar:
https://www.higobank.co.jp/shopatm/harmonicar.html
とか、いろいろ移動系が思いつきそうですね。最悪、こちらの中のスーパーアンビュランスとか。
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-dai2honbu/2hr/kyukyu.html
九州だと熊本赤十字病院しか持ってないんですよね。90年代に6万カ所あったガソリンスタンドは現在3万カ所。クルマの燃費が向上したことがその要因です。今後は2万カ所まで減ると言われていますが、EV化が進むともっと深刻でしょう。自宅やコンビニでも充電できるようになりますから。
「スマートよろずや」の発想は分かります。ただし問題はガソリンスタンドのロケーション。たいがいはクルマがないと不便な場所にある。それを乗り越えてでも行きたい場所にするのは簡単ではありません。チームのみなさんのご検討をお祈りします。