2022/3/10

【座談会】もし台湾有事が起きたら、どうする?

NewsPicks副編集長
「今日は、ちょうど台北に来ています。万が一の事態が起こったとき、子どもたちがすぐに国外に出られるように、パスポートを取るためです」
NewsPicksの取材当日、台湾の地方で暮らすその日本人男性は台北を訪れていた。
中国による軍事侵攻の脅威を感じ、7人の子どもたちに国外脱出の道を作るべく、日本領事館(日本台湾交流協会)でパスポートを取得するためだ。
台湾で生まれた子どもたちは日本国籍ながら日本のパスポートを持っていないため、有事に備えて取得しておくのだという。
そうした現地で暮らす人々の行動は、どんな日本からの論評よりも、リアルに台湾情勢への危機感を表している。
コロナ以前、年間約200万人の日本人が台湾を訪れ、現在も約2万人の邦人が台湾で暮らしている。
ロシアによるウクライナ侵略によって国際秩序が崩壊し、将来的な台湾有事が危惧される中、実際に台湾に住む人たちはどのような感覚で過ごしているのか。
現地で暮らす5人の日本人に、リアルな声を聞いた。
参加者はすべて匿名
①山田氏(台湾の地方で飲食店経営)
②青山氏(製薬会社の駐在員)
③奥村氏(現地で広告代理店を経営)
④高橋氏(機械メーカーの駐在員)
⑤岡本氏(台湾の大学で修士課程)
INDEX
  • Topic①:なぜ台湾で暮らしている?
  • Topic②:「台湾有事」への危機感
  • Topic③:ビジネスパーソンの視点
  • Topic④:「台湾人」のリアルな感覚
  • Topic⑤:もし「台湾有事」が起きたら