【座談会】もし台湾有事が起きたら、どうする?
①山田氏(台湾の地方で飲食店経営)
②青山氏(製薬会社の駐在員)
③奥村氏(現地で広告代理店を経営)
④高橋氏(機械メーカーの駐在員)
⑤岡本氏(台湾の大学で修士課程)
- Topic①:なぜ台湾で暮らしている?
- Topic②:「台湾有事」への危機感
- Topic③:ビジネスパーソンの視点
- Topic④:「台湾人」のリアルな感覚
- Topic⑤:もし「台湾有事」が起きたら
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20年前ですが、高校時代を台湾で過ごしました。(現地校)
今回の記事にのインタビュー内容と、私が受ける印象は結構違いますね。
台湾人は現時点では日本で報道されているような危機感はないかもしれませんが、かなりの嫌中が身体に染み付いていると思います。
ただ、ビジネス関係にある日本人との間ではそういった話をしないとは思います。
私が通っていた高校は軍事訓練の授業があり、仮想敵国は中国でした。(私が通っていたのはカトリックの女子校です)
そして中国に対して嫌悪感がある生徒がほとんどだったように感じます。
ウクライナ侵略からすぐに台湾有事ということを台湾人は想定していないかもしれませんが、仮に台湾有事を匂わせる動きを中国がした時は、日本人の想像を超える反発が台湾国内からあると思います。
1997年から98年まで仕事で1年間台湾にいました。
台湾人と国の年金の話をした時、自分が年金をもらう年になる時まで国があるかどうかも分からない、自分の老後は自分で守ると言っていたのが印象的でした。
2000年に会社の各国の現地法人ローカルを招いて、会議を行った際、台湾の女性が「97年頃ミサイルが飛んできて戦争になるかと心配だった。」と言った時、北京から来た女性が「戦争なんて起こるはずがないよ。同じ同胞の血を流すなんて起こり得ない」と言っていたのも印象的でした。
お互いのことが正確に分かっているうちは、有事は起こりにくいでしょうね。
ウクライナとロシアを見ていて思います
日本から台湾を見ているだけでは、なかなか実情はわかりません。そこで今回、台湾で暮らす5人の日本人に話を聞きました。印象的だったのが、駐在員に特別な航空チケットを持たせているという話。企業によってそれぞれですが、有事に備えていることがわかります。「台湾の人たちは、良くも悪くも変わり身が早い」というのも、実際に有事が起きてしまった場合を想定する上で、示唆深い指摘でした。
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