【資産形成のキホン】投資は「分散」しよう
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老後に向けて資産形成が必要と言われているけれど、結局何をすれば良いのかーー楽天証券経済研究所の篠田さんと、AGクラウドファンディングの川瀬さんに、資産形成のキホンについて聞いてきました。
個人的に印象に残ったのは篠田さんの「自分にとっての“豊かさ”を深堀りすることが資産形成のスタート地点となる」というお話。こと資産形成となるとどうしても「2000万円作れば良いか」と考えてしまいがちですが、改めて考えると足りないかも……と正直、焦っています。
目標金額を逆算したうえでどんな投資を行えば良いか。その軸になる考え方をお聞きしたので、ぜひ資産形成に興味のある方、読んでみてください。つみたてNISA &iDeCoは大賛成ですが、地銀で購入手数料を3%取られれば、非課税分と同等の手数料支払いになるんで、どこの金融機関を利用するかも重要な要素です。
分散投資は、その名のとおり「リスク分散」がポイントですが、最近の流れとして、ここに「セキュリティ分散」も意義深い取り組みになってきているかと思います。
典型的な例でいうと、タンス預金が財産のほとんどという人は、火事で消失したり、詐欺グループに騙されて渡してしまうと全財産に近いものを一挙に失う可能性がある。もちろん保険などで備えておく手もあるでしょうが、被害回復までの当座の生活費も必要ですので、他にも財産が分散されていたほうが安全です。
銀行預金ですら、不正にインターネットバンキングの申し込みをされ、知らないうちにお金を引き出されたりする被害はあります。犯人が捕まれば望みがあるかもしれませんし、銀行側の補償制度に頼る道もありますが、すべてのケースで万全とはいかない。この場合、特定の1口座にのみ預金を集中させておくのは危険です。
そうした観点でも、少額ずつ数多くの預け先や投資先を持つことは大切だと思います。