中高年男性の「孤独の美学」は“個独”と“孤毒”を混同? 「心身に悪影響が大きい」専門家が警鐘〈AERA〉(AERA dot.)
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注目のコメント
前々から言い続けていることですが、「孤独を悪」にして対策を講じようとするのはむしろ逆効果で、それはかえって「苦しむ人を増やす」だけだと私は思っています。
孤独は排除すべき悪ではないし、駆逐すべき敵でもない。ましてや、毒でもない。百歩譲ってそれが特定の誰かにとって毒であったとしても、それが薬である人もいる。
そもそも人と人との間には必ず孤独の感情が生まれます。たとえ家族と一緒に暮らしていようと、話し相手がいようと、それで孤独が解消されるというものではない。むしろ大勢の人に囲まれているのに「私はなんで孤独なんだ」という矛盾した苦しみを生むだけです。
孤独は悪でもないし美学でもない。日常です。常に付き合っていくべき環境です。そう考えれば、孤独との向き合い方が大きく変わるでしょう。
完全な無菌状態でしか生きられないならそっちの方が病人です。『孤独』に対してsolitudeとlonelinessが混合しており、これが本来の課題をややこしくしているという岡本氏のコメントに共感です。この違いを理解することは、本当に大切。
単独世帯が増え続け、さらに様々なコミュニティや共同体が希薄になっている現代では、個人の努力で人と人のつながりを構築することは困難です。とはいえ、孤独を必要以上に騒ぎ立て強制的に解消しようという動きにも違和感を感じます。
であるならば、個々が孤独がもたらす影響を理解した上で、生活圏内で人とのつながりを『希望した時』に、誰でも繋がることのできる仕組みをつくることが大切なのではないかなぁと。> 人は繋がりたい欲求を誰もが本能的に持っている。これを「孤独も悪くないんだから」と抑え込んでしまうことは、心身にとって悪影響が大きい。
「繋がりたい人とだけ」繋がるわけには、なかなかいかないもの。離れたいのに「繋げられたまま」も心身にとって、よくないでしょう。今いる場所を、出来るだけ居心地良くしていきましょ。