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論文引用の増加期待、東北大などが米学術誌と始める新ビジネスモデル

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    東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授

    新ビジネスモデルとありますが、大学側は何も収入がなく、出版社との契約形態が変わっているだけです。

    1誌年間5万円が35万円、高価な学術誌を大学は「買えない」…「知のサイクル」崩壊の危機
    https://newspicks.com/news/5718493

    でも少し議論しましたが、再度。

    今も昔もビジネスの中心にあるのは出版社です。昔は論文を読みたい方がお金を払っていました。

    しかし、コスト増(や結局幾らであってもその論文を読むためには料金を払わないといけないという半ば独占的なビジネスモデル)の影響を受け購読料は高騰。企業や大学は定期購読の契約をやめたり絞ったりし始めます。

    そうすると、出版社の売上が減るだけでなく「無料なら読むのに」という層を全て取りこぼす結果に。結局論文発表しても読まれなくなります。成果を宇宙に向けて叫んでいるのと同じ状態です。

    そこで、ビジネス転換が図られます。お金を払うのは読む側だったのが、出版する側、すなわち「読んでもらいたい側」に。予め出版社が想定していた分の額を著者に払ってもらえば、あとは無料で公開しても出版社の実入りは同じです。

    いまは世界的にオープンアクセス化 (OA)の流れがあり、国も論文をオープンにすることを積極的に推しています。

    さて、ここで問題が。読むときは大学が主体となって契約していたので研究者・研究室単体が負担することは稀でした(ないとは言いません)。ところが、OAになると受益者負担の考え方から著者に請求が行きます。もちろん、個人的な財布から出すのではなく研究費から出すわけですが影響が大きい。AIの分野でも1本の論文を出すのに数十万円かかります。Natureなら120万円もかかります。「それくらいなら」と思われるかもしれませんが、年に何本も発表するラボもあります。論文誌への発表が博士学位の要件になっているところもあります。予算がそんなにない研究室や研究分野にとっては死活問題です。

    なので、著者への依存ではなく組織として契約して影響の平準化を図ろうとしているのだと思います。

    そもそも出版社依存なのがよくないとネット上で論文公開する動きも盛んです。ちなみに、書籍と違うので論文が売れても出版社にお金が入るだけで研究者には一切お金は行きません。


  • U of Michigan 教授 (機械工学), 副学科長

    圓入さん (漢字やっと見つかりました)のご意見に賛成です。

    ワタシは、.org以外の、商業出版社による学術論文ビジネスは搾取ビジネスだとおもいます。ビジネスとしての価値の根幹である論文作成とその査読システムが、学者の出版社に対する無償奉仕に基づいている限り、本記事のOA論文だとしてもそれは変わりません。

    皆さんご存知のarXive以外にも、学術論文を無償で公開しようという動きはイロイロあります。ワタシの知る限りでは:

    1. 多くの国々では、政府の研究資金でサポートされた研究結果の無償公開を必要とするので、それを利用したアーカイバルサイト上で公開する

    例えば、メリケンではこんなの

    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/
    https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/

    あとグーグルスカラー (https://scholar.google.com/) も最近はネット上の論文の謝辞部分を自動解析して、政府系スポンサーが書いてある場合、グーグルスカラー上に公開するよう著者にメイルが来ます

    2. 多くの出版社では、著者が個人的にペーパーを別個人に配布するのは認めているので、それを利用したp2pプラットフォーム上でやり取りする

    有名なのは
    https://www.researchgate.net/
    https://www.academia.edu/

    あとこれはうちの大学のですが、他でもやってると思います
    https://deepblue.lib.umich.edu/


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    Brunswick Group パートナー

    いわゆるフリーミニアムが成立するように注意して設計されていると良いですね。

    著者が費用負担して無料で論文を発表する結果、引用数が増えるなどして研究室や大学の力、人気(学生)が増える…

    論文の質が鍵の一つでもあります。


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