YKK、21年度のファスナー事業が過去最高へ 世界で需要が急回復
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あまり知られていない日本の有力企業、ファスナーを生産販売するYKK。実は世界シェアの40%を占めるそうです。
コロナによるアパレル不振から回復して業績好調というニュース。
コロナでは、体力があり従来からDX、サービス化など技術や消費者の変化に対応しつつあり備えがあった企業と、体力がない、あるいは変化への対応を決めかねていた企業とで、差が大きく開いたと実感しています。YKKはきっと前者であったのであろうと思います。
これからのファスニング事業は、
「...事業活動を通じてソーシャルグッドな存在であり続けるために、前中期で掲げた「より良いものを、より安く、より速く」という方針に「よりサステナブルに」を加え、また、コロナ後の新常態においては「適時・適材・適量」への要求が高まると考え、経営の根幹に据えたサステナビリティ、基幹商品の更なるコスト競争力強化、それらを支 えるデジタル化を推進します。」としています。
(https://release.nikkei.co.jp/attach/627596/01_202203021433.pdf)
これからの取り組みにも注目です。
こちらもご参考。
https://www.newsweekjapan.jp/amp/nippon/season2/2019/04/238912.php?page=1コロナからのリバウンドのみでなく、継続的な成長となるか。
そして、この数字が実現したとして、なんの先行指標となるか。
「24年度までの中期計画も発表しており、最終年度には売上高3949億円、営業利益640億円、ファスナー販売本数121億本を計画する。いずれも過去最高になる」バリエーションの豊富さと、品質面での圧倒的な信頼を勝ち取っている、数少ない日本企業。アパレル各社の需要回復を見越した発注のようですが、被服にかける金額はまだまだ回復しない気がする。