EU、ウクライナの加盟申請に冷や水
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ヨーロッパ諸国が支援の一部を撤回する動きが相次いでいて、ウクライナ軍への戦闘機の供与や、ポーランドの飛行場でのウクライナ空軍機の修理、といった支援が撤回されました。
おそらく、ロシア政府から強力な警告があったのでしょう。たとえば、ポーランドに対する攻撃、というような。記事の中では、
>東欧8か国の大統領は、「ウクライナはEU加盟にふさわしい」とする書簡に署名。加盟国に対しウクライナの即時加盟を実現するための措置を取るよう求めた。
とありますが、東欧8カ国の原文*を見ると多少ニュアンスが異なり、すぐにEUの候補国としての地位を与えて交渉をスタートさせるように求めていました。
*原文はこちら
https://twitter.com/wpcdnote/status/1498391899299799057
なお、EU加盟に対してロシアは意外と冷静です。NHKの報道**によると、ロシア大統領府はEU加盟はNATO加盟とは別の問題との考えを示したとあります。
>ウクライナのゼレンスキー大統領が、EU=ヨーロッパ連合に正式に加盟申請したことについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は1日、メディアに対して「EUは軍事・政治的な連合体ではない。戦略的な安定性という点で、この問題は、異なる性質を持っている。このプロセスは、別のものとして検討されるべきだろう」と述べました。
** 「ウクライナ大統領 欧州議会でEU加盟への支持を訴える」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220301/k10013508701000.htmlEU内部での議論はこんなショートニュースでは説明しきれないだろうと思います。
それを全てつぶさにレポートにして世界に示すというやり方は出来ないものなのでしょうか。
かれらの取っている態度の曖昧さが今回の混乱の一因になっていると思います。