トヨタ系にサイバー攻撃 政府確認、仕入れ先脅迫
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昨日、樹脂調達の都合から、トヨタ社の国内14工場の操業がストップした旨の報道がありましたが、樹脂を提供している小島プレス工業が身代金ウイルス(ランサムウェア)に感染していることが確認されたとのこと。
バックアップデータやリカバリ手順が整っていない場合には、操業復旧までそれなりに時間がかかりそうです。
いざと言うときのために、サイバー攻撃への備えをしておくのは改めて重要だと考えます。26日(土)に小島プレスのサーバー障害が発生し、ウイルス感染と脅迫メッセージを確認したようだ。同社はネットワークを遮断し、トヨタからの発注システムとの交信が途絶えた。情報は限られているが、ロシアに結びつけるのは違うようだ。恐らくトヨタは発注システム全体の点検を行っている可能性が高く、早晩、安全を確認し復旧のシナリオが濃厚な印象と受け止めている。
サイバー攻撃の脅威が、日本社会でも肌感覚で思い知らされる事件となりましたね。有名な話ですが、バルト三国のエストニアは、2007年に大規模なサイバー攻撃を受けてから、デジタル先進国の道を突き進み、サイバーセキュリティでも世界最先端の国の一つとなりました。
米国のHHS(保健福祉省)では、過去24カ月に渡るランサムウェアからの被害(500人以上が被害にあった事案)を公表しています
https://ocrportal.hhs.gov/ocr/breach/breach_report.jsf
「泣き寝入りせずに断固とした対応を取ること」が基本ラインですが、政権当局や経営者がリタラシーを高めるとともに、欧米のインテリジェンスとの連携やオープンソース戦略の導入など積極的な取り組みが求められます。