さらば、ドコモ、後は夏野さんに託す
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注目のコメント
榎さんがいなくなってからもクレジット事業への進出とかデザインプロジェクトとか、ガンガンやっていたのだが、端末開発に関して妨害がどんどん入るようになった。
実はこの後、Androidの計画を最初にGoogleから聞かされた時、僕はこれだ、と思いました。それまでi モードはOSを統一してなかったのですが、iモードのOSを全部Androidにしよう、と思いました。それでGoogleのOpen Handset Alliance に最初のメンバーとして参加する契約に僕がドコモ代表としてサインしました。第二のJavaプロジェクトにできると確信してました。しかしこれは自分たちの主導するOSの採用にこだわる端末技術部隊に徹底的に反対され、その意義の分からない当時の経営陣の裁定で、別ラインの開発にさせられてしまったのです。
榎さんは本当に素晴らしい上司でした。iモードチームの誰もが榎さんを慕っていました。夏野さんも毒舌キャラからは想像できないほど細やかで部下を気遣う人です。2人に共通していたのは部下は守るが、理不尽なマネジメント層とは徹底的に戦ったことです。嫉妬と前例主義が渦巻く上層部との戦いは精神的にも相当苦しかったことでしょう。部下はそれを見ながらボスのためにもがんばろうと自らを奮い立たせたものです。たらればは言いたくありませんが、榎さんがトップで夏野さんがいたら、今のような状況にはなっていないことは間違いないと思います。
重い言葉…
『現役のプロジェクト・マネージャーに大切なことを最後にもう一度お伝えしたい。それは「その仕事に確信を持ちなさい」ということです。確信を持てない仕事はやめなさい。部下もかわいそうです。』