2022/2/23

【波紋】「金持ちのケンカ」で大リーグ開幕に暗雲

NewsPicks編集部
2021年、「二刀流」大谷翔平がMVPに輝く大活躍で、日本でも一気に注目が集まった米メジャーリーグ(MLB)。
普段は野球に興味がなくとも、連日取り上げられる大谷の活躍に一喜一憂した方も多いのではないだろうか。
そんな中、実は今、選手の年俸や球界全体での収益分配といった問題をめぐって選手側と経営側が対立し、3月末に予定されているシーズン開幕に暗雲が立ち込めている。
このままでは、今年は大谷の活躍を見られないかもしれない──。
世界最高峰の野球リーグで、今何が起きているのか、現地からの解説も交えお届けする。
INDEX
  • 2カ月に及ぶ「締め出し」
  • 争点①若手選手の待遇アップ
  • 争点②「ぜいたく税」の基準額
  • 争点③「わざと負ける」チームの防止策
  • 日本人選手への影響は
  • 「億万長者vs兆万長者」?

2カ月に及ぶ「締め出し」

MLBの「異常事態」が始まったのは2021年12月。選手側と球団(経営)側による労使交渉が決裂してしまったのだ。