カニエ・ウェストの携帯音楽プレイヤー、売上130万ドル突破
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新しい機能のプレイヤー…というよりも、ミックス前の4トラックの状態でリリースする新しい文化の提案ですよね。
いつの時代もサンプリング文化の壁になってたのはやっぱりアイソレーションだったと思います。
ラップはやりたいけど、トラックは作れないような若い子は飛びつくだろうし、このプレイヤーを二台使ってミックスするのも簡単。
例えば、サブウェイのサンドイッチのトッピングや組み合わせを選ぶように、ベースやリズムの組み合わせを消費者が手軽に選べるようになるのかも。
そうなると、ベースしか出来ない演奏家とか、リズムマシンのコレクターとかもリユースしやすい環境になります。
それを踏まえると、記事の中でのカニエ氏のメッセージの戦略性も理解出来ます。
ミュージシャンをストリーミング文化から傷付けられないように守るためには、ストリーミングよりも前段階の、ストリーミング配信者達のソースになるようなプラットフォームが必要って事なんだと思います。プレイヤーの機能は面白いが、本当の目的は以下記事中で触れられているように、ストリーミングミュージックプラットフォームに反旗を翻すことの現れでしょうか。
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22日に発売予定のアルバム「Donda 2」がStem Playerのみでダウンロード可能になると発表し、アーティストが受け取る報酬がごくわずかであることから、スポティファイやApple Musicなどの主流のプラットフォームにはアルバムを出さないと宣言した。『「Stem Player」は、ロンドンのスタートアップKano Computingとの提携で開発した特殊な音楽プレイヤーで、ボーカル、ドラム、ベース、その他のトラックを操作して、独自のミックスを作ることが可能な携帯型デバイスだ。』
200ドルで販売中のこの特殊な音楽プレーヤーが、24時間で100万ドル以上の売上を記録するのは凄まじい人気ですね。