Googleも頼るテープ保存 対サイバー・省電力で再注目
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注目のコメント
有料会員では無いので詳細読めないのですが、現役のストレージエンジニアとしてのコメントです。
テープは今も昔もストレージの一角を占めています。用途はバックアップ、これに尽きます。
ほとんどの方はデータ容量とコストだけ見られがちですが、現場ではデータの転送速度が遅く、バックアップが終わらない、データの書き込みが正しくできたのベリファイ(書き込みチェック)すると更に終わらないから正副と2回バックアップを別テープでとるなど苦労が耐えない代物です。
また湿度、温度変化に弱く、LTOの技術革新で世代が新しくなると、古い世代の下位互換が定期的に切られるため、テープだけあってもデータか出せなくなり、そのたびにデータの引越し作業があって大変です。(テープ自体は数十年持つけどハードウェアが先に寿命迎えるため)
なお、このLTOをつかって安くデータ保存するというのは随分前からAWSのs3 サービスのGlacierが採用しているのではないか?と言われてます。
正直ホットデータで省電力ならNAND (SSD)、容量ならHDD、サイバー対策で使いたいのであればオブジェクトストレージのバージョニングやスナップショット(世代管理)が現実解かなと感じます。
LTOはあくまでコールドアーカイブ(超長期保存しなければならないデータで且つ数年から10年単位で1回データの取り出しがあるかも)なので、使い分けが肝要です。テープはいまだ現役で、パワーアップを続けています。
それよりも何よりも戦略的なバックアップはとても重要です。
【衝撃】デジタル化が「大量のCO2」を生んでいた
https://newspicks.com/news/6337615
近い将来「ハードディスクは滅亡する」、ストレージ企業が予測
https://newspicks.com/news/6083413廃れつつあるアナログなデータ技術の活用されているのは興味深いですね。今の10代〜20代前半にはレコード的なレトロアイテムとして認識されています。
ちなみにいま単純な情報保存手段としては石に書いた情報がハードディスクや仮想サーバーよりも最も長く残ります笑