(ブルームバーグ): 米アップルは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まって以来ユーザーから不満が出ていた問題について、「iPhone(アイフォーン)」の次のソフトウエアアップデートでようやく対処する。マスクを着用したままでもアイフォーンのロック解除がついに可能になる。
顔認証システム「フェースID」のこうした新機能はアイフォーンと「iPad(アイパッド)」で動作する見通しで、3月前半にリリースが見込まれる基本ソフト(OS)「iOS15.4」で採用される可能性が高い。
アップルの3D顔認証システムは2017年にアイフォーン「X(テン)」の機能として導入されたが、新型コロナ感染が世界に広がった20年には、アイフォーンのロック解除にマスクを外す必要が生じ頭痛の種となった。昨年にはソフトのアップデート時に一時的な解決策が提供され、「アップルウオッチ」ユーザーはマスクやサングラスの着用時でもアイフォーンにアクセスできるようになっていた。
原題:
Apple Update Lets Face ID Unlock iPhone With Mask On(抜粋)
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