テレ朝・亀山慶二社長が辞任、私的会食やゴルフなどを経費請求
コメント
選択しているユーザー
テレ朝の社長に就任するくらい優秀で、きっとそれなり以上の報酬は受け取っていてはずなのにこんなことをしてしまったのは何故なのでしょうか。魔が差したの一言で済ませることもできるかもしれませんが、もしかしたらもっと根本的なものがあったのではないかと思ってしまいます。なんにせよ、このようなことが起きたのは残念です。
注目のコメント
一応、テレビ朝日のコンプライアンス憲章にはこう書いてあります。
「私たちは、高い倫理観をもって、放送法・その他法令をはじめ社会規範を守ります。良識に基づいた節度ある言動をとり、公正で健全な事業活動を行います。」
たしかに、私の知っているテレビ局の役員もかつてはやりたい放題で、話しを聞いているだけで気分が悪くなってきたものです。昔は許されたのかもしれませんが、いい加減気が付きましょうよということなんですよね。
実際、テレ朝って今どきESG関連の非財務情報をまったく開示せず、まっとうなガバナンスもまだないのかもしれません。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの倫理規範には「one dollar out」というルールがって、社員はたとえ1ドルでも私的流用が見つかったらクビになります。そぅ、ボールペン1本でクビが飛びんです。
それほどの強烈なコンプライアンス意識があるからこそ、あれだけ高い営業目標を割り当てられても押し込み販売や粉飾などの不正が行われないんですよね。これはさすがに額面通りには受け止められませんね。社長の権限は非常に大きく広いので、私的会食やゴルフを問題にする方が異常です。他社のニュースではスポーツ局長を参加させるべき会議から排除したという理由もあるそうです。もちろんこれはごく一部の理由で、もしかするとその他にも社長としてのリーダーシップに著しい欠陥があったのかもしれません。少なくとも飲み食いゴルフよりは、ありそうな理由です。
しかし辞めさせるにしてもこんなに派手に会社のブランド価値を大きく毀損する方法をなぜとったのか、不思議です。最も穏便なのは本人を諭して健康のため辞任なのですが、もしかすると本人が徹底抗戦をしたのかもしれません。そうなると取締役会で緊急動議を出すとかですがそれはそれで派手で目立ちます。おそらくなんらかの理由で強引にでも早急な退任が必要だったのでしょう。文春砲かな。速報が流れた時は、テレ朝部長による給付金詐取事件の引責だと思いました。この事件はそのぐらい重いと思います。それはさておき、これは驚きの解任の理由です。会社にとっての社長は、内閣官房長官や自民党幹事長です。経費の当否は、社長が決めることであり、菅官房長官的に言えば「何の問題もない。判断すべき部署がその責任においえ適正に判断した」ものです。
社長のゴルフの支払いはおかしい、という理屈は組織の中からはまず出てきません。「桜を見る会」の問題は、首相が公務員であり、政治資金規正法や公職選挙法のチェックを受ける政治家であることから批判されたわけです。民間企業なら「役員会でもんでくれ」という話であり、通常なら役員会で社長に恥をかかす議論は出ません。
発表内容とはまるで違う何かがあったと思わざるを得ません。重ねて言いますが、びっくりしました。
