東京で積雪10cmのおそれ 今週後半は南岸低気圧の大雪に警戒
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関東の雪については予報を随時追いかけていますが、雪になりそうだという意味では状況はあまり変わっておらず、このまま雪が降る可能性が高いと考えられます。低気圧そのものは以前と比べると陸地からやや離れたところを通過する予想に変わってきていますが、やはり関東地方の沿岸部にも弱い低気圧か前線が発生し、これによる影響で降水量がまとまる見込みです。現時点でポイントになってきているのは、雪にはなるもののその量についてです。ただしおそらく先月6日の雪(東京における大雪警報基準)よりもさらに多い雪となることが示唆されており、鉄道や道路に広く影響が出ることが懸念されます。
シナリオについて有力となっているのは、降り始めは10日未明から朝で、特に東京都下や埼玉県を中心とした関東西部では地上の寒気が大きく広がることもあり早い段階で雪に切り替わるか、降り始めから雪の可能性もあります。その後茨城や千葉など関東東部でも寒気の広がり方によっては10日日中にかけて雪に変わるところも出てくる見込みです。最終的には房総半島などの沿岸部を除いてすべて雪に変わり、上空の寒気もあって11日朝まで雪が降り続く可能性が高くなっています。
積雪については、雨が雪に変わるタイミング次第では記事中にあるような10cmどころでは済まず、似たような気圧配置であった1984年1月19日のように東京で20cmを超える積雪となるような状況も大いにあり得るとみています。この場合は10日だけではなく11日の連休の交通機関にも大きな影響が出そうです。
予報は今後変化する可能性も十分ありますが、例えば動かせる予定は動かす、除雪器具やその他食料品などの買い物は前日までに済ませておく、冬タイヤでない自動車は10・11日は動かさない、などの自衛策をお勧めいたします。