東芝、会社2分割案を発表 海外大株主が反対、異例の修正
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注目のコメント
個人的には
1 分割は賛成。
2. 分割後の企業統治の仕組みの刷新と適切な経営者の選任が最も重要。
3. そのうえで、キオクシアの売却代金は2を担保したいうえで、分割2社にしかるべく分配し成長戦略につなげることが企業価値最大化ではないか。異例の修正というか、逆に修正せざるを得なかった甘さ、という風にも感じる。そしてこの2分割も、株主の賛同を得られるのだろうか？
個人的には下記でコメントしたが、3分割で反対だったとして、2分割で賛成に転じる理由があまり見当たらない…
https://newspicks.com/news/6660265
リリースで気になるのは『スピンオフは本邦初であり、公表後、関係各所の参画を得て詳細を確認した結果、当初想定していなかった考慮すべき点が判明した点』という言及。
今日はIRデーもあって、そこでのリリースに「スピンオフ税制の利用による的確組織再編により」という言葉がある。またプレゼン資料ではスライド8に2分割への変更理由の記載があり「東芝本体の上場維持にかかる不確実性を除去」とある。
本当にこういった観点からの変更であれば、それは東証含めた関係各所もしっかり発表をすべきだと思う。スピンオフ分割は今後どんどん増えていく可能性がある中で、何が論点となったのかは今後の判断ラインにもなっていく。
リリース：http://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/news/20220207_3.pdf
IRデー：https://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/news/20220207_4.pdf
IRデープレゼン：https://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/pr/pdf/tpr20220207_1.pdf本件、詳しく追えていないのですが、何となく打ち手が後手後手になっているというか、短絡的なように見えるのは気のせいでしょうか。実際はいろいろあると想像はしますが、外部から見ていてそう見えます。
私は仕事的には常に株主の立場の人間なので、株式価値向上のために経営陣が手を尽くすというのは当然そうだと思っています。が、一方で、株主が要求することが常に正しいとも思っていません。
特に短期指向かどうかなど経営の時間軸の面で株主と経営陣の目線がずれることはよくあります。
（自虐的ですが）株主という外部者でさえ思いつくような戦略や方針ではなく、もっと大胆で戦略的かつ中長期の株式価値向上につながるような打ち手が出てくるといいなと思ってみています。
