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サイボウズ株式会社(英語: Cybozu, Inc.)は、東京都に本社を置くソフトウェア開発会社。グループウェア「サイボウズ Office」シリーズなどを手掛ける。 ウィキペディア
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1,296 億円
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日本の不動産バブルは、土地の価値という意味では、結局30年経った今、当時の価値に戻ってきている。一時的に下落していただけで、首都圏の土地の持つ希少性の価値はそれほど間違っていなかったかもしれない。ただ、そこに投機マネーが流れ込み、資金の流れが滞り実態経済や金融システムに多大なる悪影響を与えた。金融バブル(リーマンショック)も同じ。
今回、SaaSバブルで実体経済に何か影響が出てくるかというとそうではない。確かに一部の投資家のマネーは一時的に滞る部分もあろうが、成長産業への資金流入は凄まじく、今も投資可能なファンド資金(=ドライパウダー)は豊富である。そしてSaaSプロダクトの買い手は短期センチメントに左右されやすい個人ではなく、企業である。企業の投資余力が著しく下がったわけではなく、さらに言えば、効率化のための「費用」の位置付けが強く、一気に冷え込むには一定のクッションがあるといえる。
そして未上場SaaSの評価(=valuation)が低下したところで実体経済への影響は極めて小さいと思われる。まだまだアセットクラスとしては小さいし、日本のVCヘの投資マネーは企業や金融機関から元気玉で集めた資金で、10年というロックアップがかかった資金であり、実体経済への影響は小さいだろう。
日本はDXの余地が大きく、ファンダメンタルズの伸びはまだまだ期待できる。長期的に見れば、結果的に割安と思われる企業の眠っているだろう。一方で、実力以上の評価を得ていた企業も多数存在するのも事実。また、短期的にvaluation(=評価)が戻ることを期待するのも違う。
経営側は資本政策を考え直し、プロダクトを磨き込み社会的価値の最大化を追求できるか否か。キャピタリストはバブルに乗じた短期的なリターン創出ではなく、長期的なリターン創出に叶う目利き力とバリューアップ力という「実力」が問われるようになる。
二極化ということもあるが、それぞれ本質的な「実力」が問われる時期が来たということ。自分自身も経営も投資も心して頑張っていきたいと思う今日この頃。
この10年ほどでは会計や労務などオンプレミスからクラウドに切り替わった業務系SaaSが台頭が目立ちましたが、今後はハードウェアやAIなどあらゆる領域での「SaaS化」が加速すると思います。
一方で、SaaSビジネスでは現在まで主流であったサブスクリプションモデルから、従量課金型に移行するケースや、収益のポイントをマーケットプレイスやファイナンスなどに持つケースも増えてきますので、ARR以外の要素にも目を向ける必要がありそうです。
この記事でも参照しているUB Venturesのレポートについては、以下からダウンロードが可能となっていますので、今後のSaaSトレンド詳細が気になる方はぜひご覧ください。
https://ubv.vc/contents/scaling/report-2021/
現在の解約率が月1%、年12%だとしてじゃあ平均8年継続するね、というのは計算上は正しいですが、8年もあればいくらでもイノベーションは起こり得て全く違う市場競争環境になっているかもしれない
一方で一度入れば本当に変わらないで8年続くかもしれない。ここをどう見極めるかが目利きのキモなので、SAASだから高い株価というのは調整が入りますよね
もっとマクロの視点では過剰流動性から成長セクターに資金が流入していた、という側面も大きんでしょうが、、
本記事にあるTAMの拡大は言い換えると「単一製品から複数製品への移行」で、単一製品でユーザー数や利用料を増大するやり方は限界が来ます。SaaSに限らず、ソフトウェア企業はコア製品で獲得した顧客に対して、隣接した領域の製品をクロスセルすることによって顧客あたり単価を伸ばすやり方で成長しています。記事内で紹介されている企業以外に、どこがその動きにシフトできるスピードと体力があるかがポイントになりそうです。
成長率についても、日本市場でこれと言った指標があるわけではないと思いますが、salesforceは売上$1Bを超えるくらいまでは「対前年30%成長を絶対に割ってはならない。20%台前半になったらアナリストは成長市場ではなく成熟市場とみなして利益率を重視し始める。そうなると成長への再投資が難しくなり、負のスパイラルに入る」とマネジメント会議で言われた記憶があります。グローバル企業だと売上$1Bまでいかなくとも、$500Mくらいまでは対前年30%を超え続けていないとスローダウンしているとみなされて売上ではなく利益率を重視される感覚があります。
PLGはあくまで初期の入り方であり、ZOOMやSlackもEnterpriseに入っていく過程で営業体制を拡充しています。Consumer向けは別ですが、B2Bの場合は製品軽視ではなく、営業軽視で失敗した企業の方が多いと思うので「これからはPLG」で終わらせずに、営業への投資を怠らない方がいいと思います。Verticalは当該市場が大きい事が重要で、IT予算額の大きい金融、医療、流通あたりが王道。または単価は低いが店舗など大量に顧客数が存在するパターンのいずれかだと考えています。日本では前者はそれなりに壁が高そうですが、後者は古いパッケージソフトやASPの名残が残っているので新規参入ベンダーにもチャンスがある気がします。
https://inglow.jp/weblog/marketingword/tam-sam-som/
その観点で、下記の「マザーズ上場企業はどのSaaSを使っている?:メタップス編」での言及は興味深く、会計は勘定奉行。freeeやマネフォも、複雑度・規模対応をされて、ERPなどに拡大もされている。ただサービスの種類によって、企業規模が増えることにSaaSが向いているもの(営業系は例えば人数が増えるのにフレキシブルに対応できてこちらが多い印象)と、業務複雑度が増すから壁があるもの(会計・ERP系)に大きく分かれるように思う。
もちろん、成長しながらそういう業務複雑度への対応も進めるわけだが、実際にどれだけ訴求できているのか、顧客が変えるリスク・コストを取るほどのレベルの差異を作れるか。複雑度が高いほど、変えるリスク・コストも高い。
これまであまりソフトを使っていなかった個人や中小では、引き続き成長余地は大きいと思うので、そっちのTAM・SAM・SOMでの成長期待もどうなるか。
https://newspicks.com/news/6555513
中でも、SaaSの先駆者的なSansan, freee, MoneyForwardの3社が製品群をM&Aや新サービスで広げていっている一方で、カケハシやatama plusのような業界特化型のSaaSも出てきており、またAIやハードウェア企業がSaaS化する事例も増えてきている。
↓にも書いた通り、SaaSは単なるビジネスモデルというものにとどまらず、ある種の思想にもなりつつあるように思います。「SaaS的」とでも表現するべきような。TAMというよりは、SaaSの市場浸透度(SaaS化率)と、SaaSのマーケットプレイス化・統合化(cf. Salesforce)が市場全体としては気になる動きです。
https://newspicks.com/news/5831449
日本よりも早くSaaS市場が立ち上がった米国。昨今のSaaSブーム前の2011年には上場SaaSのPSR平均が5x、未上場が平均4x だったと言われています。
直近、日本ではPSR平均10xを下回っていますが、標準地点に戻っているという見方もできるでしょう。「SaaS=優良銘柄」というバイアスは払拭され、本質的な収益力や資本効率が株価評価に反映されてきています。
今後は持続的な成長を求められるSaaS各社が、①PLG、Finservなどプライシングの革新②パートナー戦略などセールスチャネルの革新、③クロスセルを目的にしたM&A などの一手を打っていくと予想しています。
TAMが小さければ成長イメージが湧かないし、TAMが大きければ高い企業価値を説明できてしまう。それが猫も杓子もSaaSとなってしまい、実態以上の価値がつき、バブルっぽくなって化けの皮が剥がれる企業も出てくるのでしょう。
常に揺り戻しがあり、熱狂は冷めていきます。
必要なプロセスでしょう
"「TAM(獲得可能な最大市場規模)の拡大」だ。"