出張は圧倒的に男性、というデータからジェンダーギャップ考えた 女性「不在」にノー
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私も延長保育を19時半まで使ったり、土曜保育に行ってもらうこともある。
長男はもう色々分かっていて、「空くん(長男の名前)は保育園行くから、ママはお仕事、頑張ってね!」と、わけ知り顔で言う。
でもそんな話を人にする際に、遠回しに「かわいそうだ。」という主張をされることも、もちろんある。
子供と一緒にいる時間=母親の愛情、という図式ゆえに。
そんなことは私もわかっている。
でも私はこの図式には補足が必要で、
"ママが機嫌良く"子供と一緒にいる時間=母親の愛情
という、条件がつくと思う。
そして更にややこしいのは、"何をしたら機嫌が良くなるか"はママによって異なることだ。
保育園をフル活用して1分でも長く働きたい、私のようなママもいる。
逆に、可愛い盛りに一緒にいる時間を増やしたく、あえて時短勤務を選ぶママもいる。
ママの"よく生きる"は、一辺倒な制度ではなかなか叶えられない。
この記事の一つの主張である、出張男性が多い、女性を増やすべきでは?は一理あるが、
一人一人のママ達の要望を明らかにし、
そことの差分が見てみたい。
実は出張に行くよりも、暖かい夕飯を作りたいんだ、というママが案外多いかもしれない。
それが世間の目から来た建前なのか、本人の心からの意思かは、見極める必要があるが。出張はコロナで減った分がもとには戻らないだろうという予測なので、女性には良い傾向だと思います。出張はわかりやすい事例で問題はこのジェンダーギャップをどう変えていくか?
今「特権」という言葉が注目されています。もとは白人特権など欧米で使われていたのですが、概念が広がった。意思決定層のマジョリティが有利なように社会のルールを決めているのでマイノリティが不利になるのは当たり前。ではそれを変えていこう、変えていかなければいけないとなった時に誰が行動するのか? この「特権」を持つ人たちが意識的に変えようとしないと、社会はベルトコンベアのようなものなので、中立のつもりで立ちどまっているだけで、現状維持または後退の方向に運ばれてしまう。特権を持つ人にとって「中立」とは「差別に手を貸す」ことにもつながってしまうのです。ぜひ「特権」(日本の場合男性特権、年配特権が多い)を持つ人は生まれながらにはいていた下駄の高さを意識して、何が変えられるのかを考えて欲しいと思います。胸に響く論考。「20代の若者が上司にならって差別的慣行を身につけるように、差別は構造的に維持され、ジェンダーギャップは着実に次世代に受け継がれていく。この苦い事実に愚直に向き合い、強い意志を持ってそれを止める努力をすることが、私たち大人の責任だと考える。」