[31日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)エンゼルスの大谷翔平選手は31日、労働闘争によるロックアウトが長期化した場合、メンタル面に影響する可能性があると述べた。

MLBでは球団オーナーと選手会が期限までに新たな労働協約に合意できなかったため、昨年12月初めからロックアウトに突入。2月中旬に予定されるスプリングトレーニングの開始が遅れる可能性がある。

大谷は通訳を介して「中断がどんなに長引いても、体の面では問題ない。影響を受けるとしたらメンタル面だと思う」とコメント。今の状況が長期化し、シーズンがいつ開幕するか分からない場合、トレーニングへのモチベーションが低下してしまうかもしれないと懸念を示した。

球団オーナーと選手会は1月中旬に話し合いを行ったが、労働協約について大きな進展は見られていない。スプリングトレーニングが大幅に中断されない限り、162試合によるフルシーズンが3月31日に開幕する予定となっている。

ロックアウト中、選手たちは球団施設を使用できないが、大谷は「スプリングトレーニングが予定通り始まることを想定して準備している」とし、少しの遅れなら問題はなく、状況に応じて練習量を調整できると話した。