セブン&アイ、そごう・西武を売却へ コンビニに集中
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セブン関連は、想定より早いペースで進んでいる。
1月後半から会社分割要求の話が報道され(①)、なかでもグローバルにアクティビストとしてトラックレコードもトップクラスのValueActは、事業売却検討を含む戦略委員会の設置の提案したと公表した(②)。
百貨店事業は売却するが、ヨーカドーは継続(だろう)。一方で、買い手が誰になるか?記事では投資ファンドや事業会社が候補になる見通しとあるが、どういうところがどういう将来計画をもって手を挙げるか?
想定の2000億円以上の売却額は、直感的には結構大きい、本当にその金額を出す買い手がいるのだろうかという印象。
百貨店に該当する事業セグメントを各社比較していくと、売上は約4000億円ほどで、例えば三越伊勢丹は7500億円、高島屋6000億円、H2Oリテイリング3500億円といった水準。時価総額は三越伊勢丹が約3500億円、高島屋が約2000億円、H2Oが約1000億円(H2Oは他にGMS・スーパーも大きい)。
また百貨店セグメントの総資産は約3000億円。三越伊勢丹は銀座や新宿、高島屋も日本橋があるが、西武・そごうは、池袋や渋谷が好立地だが劣ると思う(横浜とか千葉もあるが資産価値として都内はやはり圧倒的)。
①https://newspicks.com/news/6613413
②https://newspicks.com/news/6618683株主からの指摘が、経営の本質的な議論を促すのであれば良いことですね。株主の言いなりではなく、経営としての意志が試されます。その強い意志だけではあんくそれを実現する実行力が伴わなければいけない。経営の責任とはそれだけ重たく、だからこそ執行とは全く違う役割です。
セブンがこのような選択を迫られたからには、他の小売業回にも種々の影響が出てきそうですね。業界の再編もそうですが、各業界ごとの位置付けがデジタルや消費との関係性で問われるようになりそうです。そもそも買い手がつくのかも問題であるが、百貨店ビジネスと言うものの存在価値が問われていますね。
個人的には顧客価値はあると思います。一方でビジネス価値が揺らぎ続けている現状を打破していかないといけません。
つまり業界挙げてのビジネスモデル改革で、百貨店と言う素晴らしい顧客価値を維持、発展させてもらいたい。そう願います。