アメリカの「利上げ」に世界が騒然…株式市場に起きる「ヤバすぎる事態」
マネー現代
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近年の金融緩和の正常化プロセスは、ある意味、景気ないし雇用の状況が良いうちに、次の停滞に備える余地を作り出しておこうという程度のものでした。だから市場が動揺すれば、利上げを止めるなり資産規模の縮小を止めるなりすることが容易に出来ました。
40年振りと言われるインフレ下で進む今回の引き締め局面は、景気が悪化し市場が動揺しても、簡単に中止するわけに行きません。「まさに未経験の金融政策の転換が始まろうとしている」とありますが、40年前に私が国際金融の現場で経験した引き締め局面がまさにそれでした。収まる気配を見せぬインフレに業を煮やした当時のFRBが、金融政策の目標を金利から資金量に切り替えて、金利の変動を市場に任せて政策金利(≒FFレート)を20%に達するほどに上げたのです。それが過剰債務を抱える中南米諸国に飛び火して、1980年代の累積債務危機が起きました。リスケだ、ヘアカットだ、といった言葉が飛び交って金融市場は大混乱。
市場の動揺はあるにせよ、世界的な危機には未だ距離がある。供給制約が原因のインフレ圧力がオミクロン株の収束と共に収まって、「ヤバすぎる事態」にならぬよう念ずるほかありません。FRBの手腕に期待です。 (^.^)/~~~フレ!こんな悲観相場を1年も続けることに無理があること、インフレが春秋上昇という昨年の季節を今年再現できるか分からないこと、既にカーブ形状が一部年限においてインバートしかかっていることなどを踏まえれば、もうちょっと冷静な議論もできようかと思います。