「国際平和」はもうイケてないのか? 就職先としての国連イメージを考える
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「就職先」といっても、国連の雇用は、大部分は1年~5年程度の任期制です。経済や開発、医療、等についての専門性が求められ、典型的なジョブ型雇用です。
就職するためには、大学院卒業がほぼ必須で、大学院を出たばかりならインターンを経ることが必要です。
ニューヨーク本部だと、初任給で年収800万円くらい、管理職で1500万円くらいからです。これは、日本企業では高給かもしれませんが、ニューヨークの家賃や物価を考えれば、ゆとりのある収入ではありません。
さらに、日本のような国民皆保険や国民年金があるわけではないので、民間の保険会社と契約して、医療費も心配しなければなりません。
任期はすぐ終わるので、次の仕事を探しながらの勤務になります。
日本なら、地方公務員でも、終身雇用でもっと余裕のある生活ができて、格安の医療と年金が付きます。
日本人の想定する安定した仕事では全くありません。
このような仕事は、途上国の人々にとっては、非常に魅力的な待遇です。日本人が国連でポストを得ようとすれば、アジア、アフリカ、中南米諸国の最優秀エリートが必死になってポストを奪い合う中に飛び込むことになります。
ただし、外務省から出向して数年国際機関で働く、というような場合は、その限りではありません。
「2016年12月末で国連の国際機関の職員は3万4077人。最多は米国の3060人で全体の9%。2位のフランスが2122人、3位の英国が1705人。日本は858人。中国は616人、韓国は316人」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31802670V10C18A6EAC000/?unlock=1
人事制度の基礎情報
https://www.un.emb-japan.go.jp/jp/hr/kiso.html米国に住んでいる友人に聞きましたが、日本人の20倍は韓国人がいてその何倍も中国人がいるそうです。日本人は米国ではもうマイノリティだと言っています。そもそも、海外で働く日本人が少ないのでは?
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