東京の新規感染者「2月3日に2.4万人」試算 モニタリング会議
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東京都では新型コロナの感染者が入院するための病床について、最大で確保できるとしている6919床の使用率が、きのう時点で42.8%となりました。入院が必要な感染者があと501人増えると、病床使用率が50%を超え、「緊急事態宣言」を要請する検討を始める基準に達します。
入院患者は、ここのところ一日に200人前後のペースで増えているため、病床使用率はあさって(土曜日)にも50%を超える見通しです。小池知事は先週、あらためて、病床使用率が50%になれば、「緊急事態宣言の要請を検討する」と話していて、きょう午後に開かれるモニタリング会議で専門家の意見を聞くことにしています。
注目のコメント
全国での新規感染者数が1日50万人を超え頭を抱えるフランスですが、パリを中心とした首都圏(イルドフランス地方)の人口は1300万人で東京都と似た規模。ここでの新規感染者(7日間移動平均)はピーク時で7万人超で現在は6万人弱。
https://raw.githubusercontent.com/CovidTrackerFr/covidtracker-data/master/images/charts/france/regions_dashboards/dashboard_jour_Ile-de-France.jpeg
グレーター・ロンドン(900万人弱)でピーク時2.5万人現在1万人前後といったところ。
https://data.london.gov.uk/dataset/coronavirus--covid-19--cases
というわけで、東京都の試算はそれらと比べても数分の一と小さいですが、規模感としては何桁も小さいという訳でもありません。デルタ株までと比べ入院日数が半分近くに減少している、つまり病床回転率が大幅に上がっているというなら、病床使用率の考え方の基準も変わって当然と思うのですが、まさか従来どおりで試算してるのでしょうか?
都知事は緊急事態宣言を出したがっているだろうから、見直したりはしないのかしらね。