【脱炭素】アンモニアが燃料に? 次世代エネルギーとしての魅力
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輸送用にアンモニアを使うのは已む無しとしても、燃焼用は少し考えたほうが良い。
アンモニアNH3はそれ単体では脱炭素も、燃焼(酸化)時にはNOやNO2の発生は避けられず、硝酸などの酸性雨その他別の公害の対策が保存時の悪臭・毒性の他にある。その除去まで組まないと意味がない。
更に怖いのが、N2Oが出てしまった場合。N2OはCO2の比にならないくらい(一節には300倍)の温室効果となる。そこを避ける必要があるが、実用などの観点でそこまで出来るだろうか。
水素を液体にして輸送するのが難しいからアンモニアを使うというのはまだ分かるが、アンモニアは人体でも有害だから尿素に変換し、冷蔵庫の冷却媒体からも消えていった曰く付きのもの。ブルーアンモニアはともかく、グリーンアンモニア等という言葉は避けて頂きたい。ハーバーボッシュ法以外アンモニア生成の手法があるとは聞くが(しかも常温で)それがまだプラント単位でできていない気がするのでそれがうまくいくのであればこの話も現実味を帯びてくるだろう。
なんだろう、最近次世代エネルギーって聞くと全部怪しく感じてしまう最も期待されている用途が発電用の燃料なので、あまり身近には感じないかもしれません。
しかしながら、大規模で炭酸ガスの排出も多いプロセスへ適用しうるので、「うまくいけば大きな削減効果を出すことができる」ことが注目を集める理由です。また、「技術的な難易度が相対的に低く、実現性が高いこと」、「コストが比較的低廉にできそうなこと」と比較的筋の良さそうな条件がそろっているのも魅力です。
*わずかな漏洩でもかなりの臭気を伴います。工業プロセスでも設備周りに別途対策のための装置を別途設けるくらいです。事故やシール不良に伴いその危険があり、対策が困難な自動車への適用は考えられていません。
*窒素の酸化によるNO2などの酸性不純物ですが、その処理技術はすでに確立し、日本が世界のトップを走る技術です。大きな問題とはならないでしょう。なお、窒素や硫黄、石炭や石油にも含まれています。なので、昔のぜんそくとかの際に技術確立されたのですね。