新規上場の過小値付け「独禁法違反」 公取委報告書
日本経済新聞
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元証券マンです。
新卒で初めて口座を作ってくれたのはマクドナルドと電通のIPOでした。IPO案件も今ではネット証券で買うのが当たり前になりましたけど、当時は頑張ってる新卒の証券マンから申し込んであげる、というのが風潮としてあったと思います。
証券会社には明確に公募価格を下げるインセンティブがあります。売り出しをさばくためには個人に安く売る必要があります。新規開拓ツールになっています。残ったら自己勘定で在庫を抱えるため、どちらにしろ安くするインセンティブしか働きません。
公募する発行体側に交渉力はほとんどありません。
"証券会社は株の売れ残りをおそれて公開価格を割安に設定する傾向があるとされる。"
注目のコメント
『一方的に実態よりも低く設定』
まずどうやって公募価格が設定されるのかを主幹事証券を決める前に説明することかなぁ。実態を企業価値の実態に近づけるのは賛成。でも一方でトレンドに乗った上場だとその時点の実態よりも過剰評価されやすく、初値も公募価格を大きく上回ることも当然ありある訳で。
何にせよ大きな一歩を踏み出したのは間違いない。今回の発表によって上場エコシステムが良い方向に向かっていって欲しい。