関東 今夜からあす月曜の未明にかけて「南岸低気圧」 冷たい雨や雪
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今日夜から明日朝にかけては低気圧の影響により本州南岸を中心に弱い雨となるところがあり、東海地方や甲信地方の一部で雪やみぞれとなったところがあるようですが、大半は雨で推移しています。気温も5℃前後あり、雪が降るような時の0〜1℃前後とは大きく環境が異なります。確かに南岸低気圧はあるのですが、今回は上空の気圧の谷との対応が悪く低気圧がほとんど発達しないで東進しているために寒気を引き込めないことや、また降水の広がりが小さく上空から降ってくる雪の融解熱が奪われる効果も小さいことから、明日朝にかけても関東地方の平野部では雪が混じるようなことはまずないでしょう。もちろん積雪の恐れもありません。
むしろ気になるのは、この記事上は問題ないとされている25日から26日にかけてです。今回の低気圧が太平洋に抜けたあと、ようやく上空の気圧の谷との対応が良くなり強く発達するのですが、これにより寒気が東日本に下ろされたタイミングで弱いながらも関東の沿岸を低気圧が北上する予想になっています。強い発達傾向はないのですが、すでに寒気が十分に入っている環境に対して低気圧が関東の沿岸に近いところを通過するため、少しの降水量でも先日6日のように関東南部を中心に積雪するような状況は十分あり得ます。それでもまだ雨雲がぎりぎり陸地にはあまりかからずに済む見込みですが、一つ間違うと、ということがありますのでむしろこちらに注目しておきたいところです。