Tavares says 'electrification is a technology chosen by politicians, not by industry'
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StellantisのCEOの発言。
「電動化は、自動車業界が選んだのではなく政治家が選んだ技術」。そうだと思う。
パリ協定の仕組みがこういう構造を作っている。義務ではなく各国に目標を設定させる。自分で設定した目標だからね、というのが重要。でも各国がその目標を達成するためには、企業に一定の強制力を持って取り組ませないといけない、だから規制を作っていく。規制に対して動かないと、自社だけ取り残される可能性があるし、お金もESG重視で動いているので株主プレッシャーもあり、企業も取り組む。
一方で、今はまだ2030年向けて時間があってバラ色のことを言ってもOKだが、もう少し経つと現実を見ざるを得ない。最近色々調べているのだが、各国も産業団体とかが「方針」「目標」とかを出していて、実際に規制にして施行しているところまではない。ようはこれから現実を見ながら修正をしていかざるをえないことに対して、備えている(と自分は思っている)。
さて、どうなっていくだろう…
ちなみにタバレスCEOは、元々Renaultでゴーンの後継として期待されていたが、野心の強さからゴーンに追い出されたと言われている。その後同じ仏系のPSAでCEO・会長に、そして2021年からFiat Chryslerとの合併によってStellantisのCEOとなっている。
注目のコメント
昨年7月のEV DayでのTavares CEOの印象はクールな実務家という感じで、熱く語るような場面は一切無く、最後の記者からの質問にも冷静に答えてましたね。
同席していたCFOが更に経理マンな実務家だったので、スマートさが際立ってましたが発表していた内容は寄せ集めでしかなく、このように他責な発言をする気持ちも分からなくは有りません。
Stellantis自体が寄せ集めですし、大手自動車メーカーではメルセデスと共に担いでいるFactorial Energyの全固体電池もどうなんでしょう。
やりたくてやってる訳では無いものの、信念や覚悟が有る訳でも無い。またイーロンほど楽観主義者でも無い。
ここで言及しているPoliticianは誰を想定しているのか。これで環境活動家に批判されて株価が下がるんだとしたら、経営者も大変ですね。。