ファンド出資でベンチャー支援、全ての国立大学で可能になる!
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これは、「官民イノベーションプログラム」として、2015年から、東大、京大、阪大、東北大がそれぞれベンチャー・キャピタルをつくり、それらへ政府が1000億円出資してきたものです。
https://www.mext.go.jp/content/20210728-mxt-hojinka-1403895_1.pdf
政府の評価では、一応、大学発ベンチャーを増やすことに成功した、ということになっており、これを地方の国立大学にも広げていきたい、という趣旨です。
大学を「スタートアップ・エコシステムの中心」とする仕組みをつくり、あわよくばそのようなエコシステムを地方の国立大学を中心にして地方都市にもつくりたい、とのことです。
https://www.mext.go.jp/content/20200327-mxt_sanchi01-000010452_3.pdf全国立大学で出資が可能になるのは大きな転換点ですね。これまでの流れをざっくりまとめると以下のような感じ。
2001年 経産省が大学初ベンチャー1000社計画を発表
2013年 東京大、京都大、大阪大、東北大に合計1000億円の出資(予算)
2014年 東北大、京都大、大阪大、東北大の4大学傘下にVC設立を認可
2019年 国立大が知的財産権のライセンス対価として株式、新株予約権の取得が可能に
2022年 東大、京大など指定国立大9校のスタートアップ直接投資が解禁+「本ニュース」
日本の大学は研究→社会実装につながらないことがすごく問題視されており、故に研究力、大学が伸びていかないと指摘されています。大学発スタートアップの支援をすることは社会実装で技術を活用していくので研究者のモチベーションも高まりますし、社会がさらによくなっていくことが期待されます。これはすごくワクワクしますすよね。