アフガン支援で5700億円要請 国連、創設以来最大額
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国連の人道支援計画というのは、世界でも最も危機的な状況にある国への支援計画で、現在対象となっているのは、
アフガニスタン、ハイチ、エチオピア、コンゴ民主共和国、ソマリア、ウクライナ(一部地域)、シリア、イエメンの8ヵ国です。
たとえば、ソマリアの2020年の場合、
支援目標人数: 520万人
調達目標予算: 10億ドル
調達達成額: 9億ドル
でした。
https://reliefweb.int/report/somalia/somalia-humanitarian-response-plan-2020-hrp-revision-covid-19-july-2020
国連自体は、年間の通常予算は30億ドルくらいで、鳥取県くらいの運営予算です。
人道援助計画のようなプロジェクトのためには、そのたびごとに、世界各国に拠出金を募ります。
アフガニスタンの2022年の人道支援計画は、
支援目標人数: 2400万人
調達目標予算: 44億ドル
となっています。
https://www.humanitarianresponse.info/sites/www.humanitarianresponse.info/files/documents/files/afghanistan-humanitarian-response-plan-2022.pdf
人数が多いだけに予算も大きくなります。
国連を通さずに、独自に支援物資を送ったりする国もあります。イランなどは国連を通さないだろうし、中国も独自にやっています。日本は、国連を通すでしょう。国連人道問題調整事務所(OCHA)と難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、アフガニスタンへの人道支援計画を発表し、国連創設以来最大額となる5700億円の拠出を各国に求めたとのこと。
深刻な食糧不足に見舞われているアフガニスタンですが、政治的な問題とは別枠で、必要な人にきちんと物資が行き届いて欲しいですね。
参考までに:
「岸田首相 アフガニスタンに220億円の人道支援行う考え示す」https://newspicks.com/news/6263350