サイバー、映像制作に参入 Netflixなどに作品提供
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メディア業界は乱暴にものすごくシンプルにすると、コンテンツ制作側が配信まで手を伸ばすパターンと配信技術を持っている人が制作まで手を伸ばすパターンで説明できる。そしてそれぞれのビジネスで収益化を図って行くわけで、Abemaをあれだけやっているサイバーが制作自体に参入することは収益化を考えたら不思議ではない。問題は売り先がNetflixということです…彼らがライツ全部買い切るのはやめてもらい。そのためには配信機能を曲がりなりにも持っているパーティーに戦って欲しいんだけど取り込まれて行くんだなぁって言う…
Abemaの成長率が動画配信サービスの市場の成長率からすると停滞していると記事にあるので、収益化に対する打ち手も必要になってきているのかなと思います。
自社IPを他社に譲ることは短期的な売上にはなりますが、中長期では他社プラットフォームを強くすることでもあるので苦渋の策なのか、はたまたまずは強いIP以外からのチャレンジとしているのかもと思ったりしました。とりあえずコンテンツをNetflixに売るというのは手っ取り早い収入源の確保という点では効果があります。なにしろNetflixの財力は日本企業からみたら桁外れにデカいですから。ただNetflixの品定め力もかなり上がって来ているので、数年前の日本アニメの買い漁りのようなことは期待しない方がいいでしょう。買収した映画制作会社がどれだけのコンテンツを作れるのか、それも過剰に期待しない方がいいです。当たるコンテンツ、テレビでいうと視聴率を取れる番組というのは在京キー局でも5本に1本がいいところ(15年くらい前のはなしで今はもっと厳しそう)です。自ら番組や映画を作るのは大いに誘惑にかられますが、実際は一歩足を踏み入れると博打のような怖い怖い世界です。サイバーが、藤田さんがどこまでそれに耐えられるのか、頑張ってほしいものです。